十字路に倒れていた80代男性を救護 返答おぼつかず、通報した大学生に感謝状 群馬県警太田署

 道に倒れていた高齢者を救護したとして、群馬県警太田署(青木修署長)は20日、関東学園大経済学部2年の岩鉄悠斗さん(19)=写真右=に太田市の同大で感謝状を贈った。

 4月25日午後2時50分ごろ、通学途中の岩鉄さんは市内の十字路に80代男性が倒れているのを発見。声をかけた際の返答がおぼつかなかったため、通行人を介して119番通報し、消防と警察が駆け付けるまで付き添った。

 警察官や消防士を目指しているという岩鉄さんは「人の役に立ちたいと思っていた。将来に向けて良い経験になった」と話した。

 同署の山口毅交通課長は「(岩鉄さんのように)思いやりのある人が増えれば、より良い世の中になる。困っている高齢者がいれば迷わず通報してほしい」と呼びかけた。

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