イトーヨーカドー 新商品/「毎日、たべたい」おいしさの新ブランド「ヨーク・デリ」発売

イトーヨーカ堂は5月22日、「『毎日食べたい』おいしさ。」をコンセプトに、新鮮で良質な素材を活かした季節のメニューや定番の逸品を提供する新たな惣菜ブランド『YORK DELI(ヨーク・デリ)』を立ち上げ、イトーヨーカドー・ヨーク店舗での展開を開始した。

<ヨーク・デリ>

現在、「食」にフォーカスした成長戦略を推進しており、2023年9月にはヨークと合併、両社の知見を共有し、首都圏におけるシナジー効果を最大限に引き出す取り組みを進めてきた。

特に、注力する惣菜強化の一環として、2024年2月にプロセスセンターとセントラルキッチンの機能を持つ「Peace Deli千葉キッチン」の稼働を開始。食品マーチャンダイジングにおける豊富な知識とノウハウを持つグループだからこそできる、味・品質・鮮度を備えた新商品の開発と店舗オペレーションの生産性向上が可能となった。

今回、さらなる成長に向けて、新ブランド「YORK DELI」を立ち上げた。これまでの惣菜売場では、複数のブランドが展開されており、販促物や容器などが統一されておらず、商品の価値が十分に伝わっていないという課題があった。そこで、セブン&アイグループのプライベートブランドのブランディングを手掛けるクリエイティブディレクター佐藤可士和氏の監修により、ロゴ・容器・販促物などを統一し、商品の価値が伝わりやすい売場に刷新した。

また、商品の更なる品質向上と、各カテゴリーにおける美味しさへのこだわりも追求する。一例として、お弁当の「米」やお寿司の「酢」など素材から味付けまで徹底的にこだわった。特に、「お弁当米」は、セブン-イレブンの「おにぎり」と同じ、「八代目儀兵衛」に監修してもらい、精米・ブレンド・炊飯にこだわり、甘みと粒感を追求した「お弁当米」に仕上げた。「酢」については、ネタの旨さを引き立てるため甘味を控え、風味と酸味を効かせたオリジナルの配合を行い、それぞれの具材の美味しさを最大限に引き立てた。

また、店内調理にもこだわり、鉄板で一つひとつ丁寧に焼き上げることで、ふんわりとした、やわらかい食感が楽しめる「だし巻き玉子」をイトーヨーカドー・ヨークの約100 店舗で販売する。

さらに、環境負荷が軽減された容器への変更や、店内で使用しているオイルについて、持続可能なパームオイルの生産を推進するための国際的な認証制度であるRSPO認証の取れたオイルを使用するなど、地球環境に配慮した取り組みも行っている。これらを通じて、イトーヨーカドーはお客の利便性の向上や「食」における新たなニーズに応えるとともに、引き続き「食」にフォーカスした成長戦略を推進する。

<ヨーク・デリのロゴ>

「YORK DELI」のコンセプトは「『毎日食べたい』おいしさ。」新鮮で良質な素材を活かした季節のメニューや定番の逸品で、心にも体にもやさしい「『毎日食べたい』おいしさ。」を、まごころをこめてお届けしますとした。

佐藤氏は、「お客様に幸せを運び、未来に大きく羽ばたく白い鳩」は、みなさまの日々の食卓に、おいしく楽しく健康的な食をお届けしたいという、イトーヨーカドーがずっと大切にしている姿勢の象徴です。この白い鳩をデザインに掲げた「ヨーク・デリ」は、 そんなイトーヨーカドーの長年の経験をベースにしながらも、現代の多様化した ライフスタイルに寄り添い、品揃えや素材選びにも配慮したお惣菜をお届けする ブランドです。従来の容器を集約して環境配慮に努めながら、選びやすさ、選ぶ楽しさも感じていただけるパッケージや売場環境も意識しています。『「毎日 食べたい」おいしさ。』をお客様に実感していただけるブランドに育っていくことを心から願っております」とコメントしている。

<ヨーク・デリのPOPビジュアル>

また、「YORK DELI」POPのビジュアルについては、販促物を一目見ただけで、どのような原材料を使用していて、どんな調理法にこだわっている商品なのかを瞬時に認識できるように工夫した。

今回、「八代目儀兵衛」が監修した、甘味と粒感にこだわり抜いたおいしいごはんを使用し、おかずに焼売や煮物、ちくわ天や銀鮭塩焼きを盛り込んだ定番のり弁当の「定番!銀鮭塩焼のり弁当」(税込537円)、「海鮮旬彩握り(真あじ入り)」(税込861円)を発売する。また、「自家製だし巻き玉子」1本(462円)、「生姜生姜香る!鶏もも唐揚げ」100g(246円)、「絶品!自慢のポテトサラダ」Lサイズ(321円)を販売している。

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