【ひと散歩みち】津山市出身の音楽家・川本悠自さん 「いつか故郷で自分が企画した音楽公演会を」

岡山県津山市の津山文化センターで26日に行われた女優の渡辺えりさんと高畑淳子さんが共演した劇「さるすべり」。劇中伴奏音楽の作曲と演奏を手がけたのは、津山市にゆかりのある音楽家・川本悠自さん(45)で、物語を盛り上げる役割を担った。

父親の実家がある津山市で生まれ、千葉県に移った後もよく帰省していたこともあり、市と縁が深い。2003年にプロになり、渡辺さん率いる企画集団・オフィス3〇〇(さんじゅうまる)の舞台には15年ほど携わっている。普段はジャズベーシストとして活動中。

舞台終了後に「音楽家として生まれ故郷とつながりを持てたのとはうれしい。いつかは自分が企画した音楽プロジェクトで公演ができたら」と語った。

舞台の曲と演奏を手がけた津山市生まれの川本さん

© 津山朝日新聞社