稚アユ放流「大きくなあれ」 松山・重信川で保育園児

重信川にアユの稚魚を放流する園児

 自然を身近に感じてもらおうと重信川漁業協同組合(砥部町)は22日、愛媛県松山市出合の重信川河川敷で岡田保育園(松前町西高柳)の園児26人を招いてアユの稚魚を放流した。子どもたちは川魚と触れ合い、成長を祈った。

 園児は小さなバケツに入った10センチ程度の徳島県産稚アユを手渡されると、興味津々で眺めたり触ったりし「大きくなあれ」と声をかけながら川に放した。魚が元気よく泳ぎ出すと「バイバイ」と手を振って見送った。

 女子園児(5)は「大きくなってほしい」と笑顔を見せ、男子園児(6)は「触るとつるつるした」と初めての体験を楽しんでいた。

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