宇和島の道の駅「津島熱田温泉」入札不調 7月の着工延期

道の駅「津島熱田温泉」の外観イメージ(宇和島市提供)

 愛媛県宇和島市津島町高田で建て替え中の道の駅「津島熱田温泉」(旧津島やすらぎの里)の建設工事の一般競争入札が22日開札され、応札者なしで入札不調となった。市商工観光課によると、予定していた7月の着工は延期し、2026年3月予定の新施設オープンのスケジュールは今後検討するとしている。

 建て替えの総事業費は約33億円で、過疎債の活用で市の実質的な負担額は約10億円としている。建設工事の予定価格は26億7422万8700円だった。総事業費は、市が21年に公表した基本計画の概算で約20億円だったが、近年の資材高騰などを受けて段階的に増額していた。

 旧施設は5月に解体が完了。同課は入札不調の原因を調査するとし、「一日でも早いオープンを目指す方針に変わりない」と話している。

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