CO2排出や騒音軽減する地上電源装置導入 日航が松山空港に

到着した飛行機につなぎ電力を供給するリチウムイオンバッテリー式電源装置「eGPU」(右手前)=22日午前、松山空港

 日本航空は二酸化炭素(CO2)排出量や騒音を軽減できるリチウムイオンバッテリー式の地上電源装置「eGPU」1台を同社として初めて導入し、松山空港(愛媛県松山市)に配備した。従来のディーゼルエンジン式の電源装置(GPU)に比べ、CO2を100%削減、騒音を約3割軽減できるという。

 同社によると、航空機は駐機中も空調などのため電力が必要で、電源装置は供給に使用する。同社はこれまで、GPU1台で松山空港発着の1日13往復便をまかなっていたが、松山―羽田の3往復便にeGPUを使う。

日本航空として初めて松山空港に導入したリチウムイオンバッテリー式電源装置「eGPU」=22日午前、松山空港

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