コンゴ政府高官10人が足尾を視察 緑化復旧の歴史学びたい 鉱山大国、環境問題改善へ

「足尾に緑を育てる会」の担当者から説明を受けるトイランベ事務次官(右)ら

 【日光】来日中のアフリカ中部コンゴ民主共和国の政府高官10人が18日、足尾銅山跡や植樹活動の現場を視察した。国際協力機構(JICA)が実施する研修の一環で、足尾銅山開発の歩みと環境悪化、その後の緑化復旧への取り組みといった歴史を学び、鉱山大国である同国の環境問題改善につなげることが目的。環境・持続可能開発省のベンジャミン・トイランベ事務次官は「取り組みに生かしたい」などと語った。

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