八戸三社大祭、8月4日の後夜祭1時間延長 午後9時まで

 八戸三社大祭運営委員会(塚原隆市会長)は22日、八戸パークホテルで総会を開き、今年の祭りの日程を例年通り7月31日~8月4日の5日間とすることを決めた。山車組関係者の要望を受け、最終日の後夜祭の開催時間を前年より1時間長くする。

 八戸市中心街と市庁前市民広場で山車を展示する後夜祭は、2003年に開始。当初は午後6時~午後9時だったが、その後に1時間短縮されていた。

 昨年、商業施設の閉店でトイレ不足が課題となった市十三日町では、仮設トイレの設置を想定。今後の中心街の状況を見ながら商店街と連携を図る。

 安全対策や円滑な進行につなげるため、各山車に衛星利用測位システム(GPS)を装備、行列の位置情報を把握する。人手不足や暑さ対策などの課題にも対応していく。

 運営委の佐々木伸夫副会長は取材に「インバウンド(訪日客)も含めて人の動きが活発になっている。たくさんの方にわれわれの誇りの八戸三社大祭を見てもらいたい」と話した。

 はちのへ山車振興会の小笠原修会長は後夜祭の時間延長について「日曜と重なったこともあり、市民や子どもたちにもゆっくり見てほしい」と述べた。【全文】

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