【早出し】県、関西大とUIターン就職に関する協定 

協定書を交わした(左から)前田裕学長、吉村美栄子知事=県庁

 県は22日、関西大(大阪府、前田裕学長)と学生のUIターン就職促進に関する協定を締結した。学生の就職活動と県内企業の人材確保を支援するため、学生や保護者に対する企業情報の提供などに連携して取り組む。

 関大から前田学長、高橋智幸副学長=山形市出身=らが来県し、県庁で締結式を行った。協定書を交わした吉村美栄子知事は「関西大と連携を深め、学生が必要とする情報を発信したい」とあいさつ。前田学長は「学生が大阪で学んだことを、それぞれの出身地域で生かせるように長く取り組んできた。さまざまな形で山形と連携したい」と述べた。

 県が同様の協定を結ぶのは30校目で、近畿地方の大学は2校目。UIターン就職に関する情報提供や情報交換のほか、インターンシップ受け入れ支援や地方創生に関する人材育成などの分野でも協力する。本県出身の関大卒業生は約90人で、現在在籍する学生は5人という。

協定締結後に記念撮影する関係者=県庁

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