窪木(福島県古殿町出身、学法石川高卒)パリ五輪代表 自転車トラック種目、2大会ぶり2度目

窪木一茂

 日本自転車競技連盟は22日、パリ五輪の自転車トラック種目に臨む日本代表を発表した。男子は福島県古殿町出身の窪木一茂(34)=ブリヂストン、学法石川高出身=ら7人を選出した。窪木は2016(平成28)年のリオデジャネイロ五輪以来、2大会ぶり2度目の五輪出場となる。

 窪木はカナダで4月に開かれたネーションズカップ第3戦で、4000メートル団体追い抜き(4人)に男子日本チームの一員として4位となり、日本のパリ五輪の出場枠確保に貢献した。四つの種目を走り、合計得点を競う個人種目の男子オムニアムで銀メダルに輝くなど、好調ぶりを示した。

 伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)で今月開かれたジャパン・トラック・カップでも複数の種目を制すなど、男子中距離陣の中心として存在感を高めてきた。

 日本男子はトラック種目で4000メートル団体追い抜き(4人)、チームスプリント(3人)ともに五輪出場枠を獲得し、一つの国・地域に認められる最大の7枠を確保している。

 連盟は29日、伊豆市で代表スタッフ、候補選手らによる記者会見を開く。

 窪木はリオ五輪でオムニアムに出場し、14位だった。

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