江蘇省塩城市射陽県で、苗代に育苗箱を並べる為民農機合作社の農家の人たち。（5月8日、ドローンから、射陽＝新華社記者/季春鵬）
【新華社北京5月23日】中国財政部、農業農村部、金融監督管理総局は21日、稲、小麦、トウモロコシの三大食糧作物を対象とする完全コスト保険と栽培収入保険政策を今年から全国で全面的に実施するとの通知を出した。
通知によると、完全コスト保険は物的コスト、土地コスト、労働コストなど農業生産におけるすべてのコストを保険金でカバーする農業保険で、栽培収入保険は保険金額が農産物の価格と生産量の状況に対応し、保障レベルは関連農産物の栽培収入をカバーする農業保険。保険の保障対象は適正規模経営農家、小規模農家などすべての農家と農業生産経営組織を含む。
補助金計画については、三大食糧作物の完全コスト保険と栽培収入保険の保険料補助金の割合は、省（自治区・直轄市）級財政による保険料補助金が25％を下回らないことを踏まえ、中央財政から中・西部地域と東北地域への補助金は45％、東部地域への補助金は35％とする。関係する中央機関が10％を下回らない保険料を負担することを踏まえ、中央財政から関係する中央機関への保険料補助金はその栽培業務所在地の補助金の割合に基づいて実施するという。
