空港近くで27年にF1サーキット建設

セーター首相は訪問先のイタリアで5月20日、タイ政府がタイでのF1レース開催を強く希望しており、東部ラヨン県のウタパオ空港近くで2027年にもF1サーキットの建設を開始できるとの見通しを明らかにした。昨年5月の総選挙に伴い誕生した現政権は、文化的魅力などソフトパワーを前面に押し出して国際的なタイの評価を高めるとともにタイを訪れる外国人を増やす戦略をとっているが、F1レースの誘致もその一環という。

セーター首相はイタリアでF1レース開催の関係者とタイにおける同レース開催などについて意見を交換するとともに、これまでに何度もF1レースが開催されているイモラ市のイモラ・サーキットを視察。首相によれば、F1レースがタイにどの程度の経済的効果をもたらすかは現時点では定かではないものの、レースのVIPチケットは1人当たり5000~8000米ドルに設定される可能性があるとのことだ。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

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