【群馬】宇留賀副知事の続投人事案 あす24日に県議会で提出へ

山本群馬県知事

宇留賀副知事の続投人事案は24日の県議会定例会で提出され、採決される見通しですが、自民党県議団は態度を保留していて可決されるかは不透明な状況です。

山本知事は23日の会見で「続投は群馬県民の幸福度の向上に繋がる」と改めて考えを述べました。

「これまでの仕事ぶりからいってもここから群馬県がやらなければいけないことを考えても彼の続投が群馬県のためになり、県民の幸福度の向上につながるという確信を持って人事案を出したいと思っている。」(山本知事)

山本知事は23日の会見でこのように述べ、予定通り24日の県議会定例会で宇留賀副知事の続投人事案を提出する考えを示しました。

山本知事が宇留賀副知事の続投について初めて言及したのは4月4日の定例会見でした。知事は、宇留賀副知事が出向元の経済産業省を近く退職し、退職後も副知事を続投させる考えを示しました。宇留賀副知事は就任5年目を迎えていましたが、これまでは国から出向して就任した副知事は2年前後で出身省庁へ戻るケースが多くなっていました。

「宇留賀さんとのコンビでなければできなかったことは山ほどある。私とこれだけチームを組めてこれだけのことができる人はいないです。」(山本知事)

以降、山本知事は自身のブログで「宇留賀副知事続投を望む理由」と銘打ったシリーズを連載。主に自民党県議団に対して支持を呼びかける内容で、23日の午前中までに56回を数えました。

また、県内経済界の有志や県医師会などの各種団体からは副知事の続投を求める要望書が相次いで出されました。一方、県議会で過半数を占める自民党県議団は態度を保留しています。

先週17日の会見で自民党県連の井下幹事長は…。

「24日の議案がしっかり出てきたところでですね、最終的には取りまとめをしていきたいというふうに考えています。」(井下幹事長)

県議会では24日の本会議で人事案が採決される見通しです。

県議会事務局によりますと、副知事人事案が否決されたのは、記録が残る1947年以降で2003年10月の1回のみで、24日の採決が注目されます。

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