全国2位の収穫量を誇る群馬県で新たに誕生したウメ「ゆみまる」が23日、初出荷された。初日は高崎市上里見町のJAはぐくみ西部営農センターに、青々と丸いもぎたてのウメ約240キロが持ち込まれた=写真。
主要品種「白加賀」の生産を安定させるための受粉樹として、群馬県が「玉織姫」と「南高」などを交配して開発。2018年度から各地で栽培が始まった。名前は「豊かに実がなる丸くてマルチなウメ」という特徴が由来。カリカリ梅などとして商品化が予定されている。
作業は27日と6月4日も行い、高崎市の榛名、箕郷両地域で生産された計1トンの出荷を見込んでいる。