29人が死傷した富士山の観光バス横転事故 バス会社の運行管理者を不起訴処分に=静岡地検沼津支部

2022年、静岡県小山町で観光バスが横転し、29人が死傷した事故で、静岡地方検察庁沼津支部は業務上過失致死傷容疑で書類送検されていたバス会社の当時の運行管理者を務めていた男性(57)を不起訴処分としました。

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不起訴処分となったのは、観光バス会社で事故当時、運行管理者を務めていた57歳の男性です。

この事件は2022年10月、小山町須走の富士山の5合目から下る県道で観光バスが横転し、29人が死傷したもので、元運転手の男について、2023年、禁錮2年6か月の判決が確定しています。

一方、当時の運行管理者だった男性(57)は、運転手に対する指導・監督を怠った過失があったとして、地検沼津支部に2023年7月、業務上過失致死傷の疑いで書類送検されていました。

この男性について地検沼津支部は、5月23日付けで不起訴処分としました。

検察は、処分の理由を明らかにしていません。

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