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庄内浜の夏の味覚・イワガキ漁が23日、吹浦海域と酒田海域で解禁された。遊佐町の吹浦漁港では、漁に繰り出した地元漁師が殻に付いた海藻などを取り除く作業に追われていた。
吹浦漁港では、漁船「EBISU(エビス)」船長の篠川尚宏さん(51)がこの日午前8時ごろから約2時間、素潜り漁を行い、重さ50キロほどを水揚げした。篠川さんは「吹浦のカキは鳥海山の伏流水を含んだ海水で育ち、程よい塩味と甘みが特徴。ぜひ食べに来てほしい」と太鼓判を押した。
イワガキ漁は8月末まで。県漁業協同組合はノロウイルスなどによる食中毒被害を防ぐため、5月上旬までの出荷を自主規制し、細菌数などの検査に合格した海域から解禁している。
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