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佐世保市光月町の「つきやま産婦人科」(築山尚史院長)の一画に、子ども服をリユースして販売するコーナー「TSUKINOWA」があり、来院者らに好評だ。
関連会社「TOG LABO」(須川英太社長)が2021年に開設して運営。同産婦人科に通院した人を対象にした取り組みで、同社が不要になった子ども服を購入し、必要な人に販売。シャツやズボン、靴などゼロ歳児から小学校低学年向けの商品の在庫があり、シーズンに合わせて店内を衣替え。価格はほとんどが数百円。持続可能な開発目標(SDGs)の一環として取り組んでいる。
ほかに同産婦人科のスタッフが手作りしたスタイ(よだれかけ)や母親、子ども用のアクセサリーも並ぶ。取引先の波佐見焼窯元の食器などもある。集めた子ども服を児童養護施設、子ども食堂などに寄付する活動も展開している。
須川社長は「ママからママへ、という思いで子ども服を再利用し、SDGsになる。待ち時間に気軽に立ち寄ってほしい」と話している。
コーナーの利用は同産婦人科に通院した人に限定しているが、年に2回ほど企画する産後の母親らを対象にした交流イベントで、一般にも開放する予定。築山院長は「子ども服を循環させる取り組み。社会貢献につながればうれしい」と思いを語る。