ヘラルボニー、世界規模のアワードでカテゴリ賞 日本企業で初

フランス・パリで開かれたアワードの授賞式でトロフィーを手にする小林恵さん(ヘラルボニー提供)

 障害がある作家のアート作品を扱う盛岡市のヘラルボニー(松田崇弥、松田文登Co-CEO)は23日、優れたスタートアップ(新興企業)を表彰する世界規模のアワードで、最高賞のグランプリに次ぐカテゴリ賞(6社)に選ばれた。日本企業では初の快挙で、障害のある作家にとって革新的な働き方ができる点などが評価されたとみられる。同社は受賞を機にフランス・パリに現地法人と事務所を設け、本格的に海外で事業を展開していく。

 アワードは、世界のファッション業界最大手の企業体LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が主催。ヘラルボニーは「従業員体験とダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(包括性)部門」でカテゴリ賞に選出された。

 23日にパリで開催中の欧州最大規模の展示会で授賞式が行われ、同社海外事業責任者の小林恵さんがトロフィーを受け取った。

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