盛岡さんさ、8月1日から4日間 さんさ甲子園は希望校少数で中止

まちに太鼓と笛の音が響き渡った盛岡さんさ踊り=2023年8月1日

 盛岡さんさ踊り実行委(会長・内舘茂盛岡市長)は23日、盛岡市内で総会を開き、今年は8月1~4日に同市中央通を主会場に開くと決めた。高校生が競う「さんさ甲子園」は参加希望団体が少ないとして中止する。

 実行委によると、47回目を迎える祭りは新型コロナウイルス禍を経て通常開催した昨年同様、中央通の4車線をフル活用し、パレードや観客が参加できる「輪踊り」などを実施。昨年4カ所だった有料観覧席は県議会議事堂前など3カ所に置き、料金は千円値上げし1席4千円で販売する。

 「甲子園」は盛岡近郊の高校20校に意向調査したところ、回答のあった14校のうち参加希望が2校にとどまり「継続が困難」と判断した。「出場したいが生徒が少ない」「他校と競争するのは好ましくない」などの意見も寄せられた。来年以降の開催は未定という。

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