「二次災害のおそれ」傾いた土蔵造りの家屋が隣のビルに接触 緊急の公費解体始まる 富山県高岡市

地震により液状化被害を受けた富山県高岡市伏木地区で市内初めてとなる公費解体が始まりました。周囲への二次災害を防ぐための緊急的な解体です。

公費による解体が始まったのは高岡市伏木地区にある木造2階建て、土蔵造りの建物です。

建物は少し斜めに傾いていてはがれた壁の一部が隣のビルに接触しています。

公費解体は、被害の程度が「半壊」以上とされた建物が対象で高岡市は7月から順次工事を行う予定でしたが、こちらの建物は二次災害のおそれがあるとして緊急で解体作業が始まりました。

高岡市環境政策課・山村紘次さん: 「地震の後も被害が徐々に進行している家屋もたくさんありますので、伏木を離れて空き家にしているような方々も一度ご自身の家屋を調査していただければと思います」

高岡市では公費解体の申請を9月末まで受け付けていて、23日までに76件の申請を受理しています。

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