ブラックマジック、DaVinci Resolve 19パブリックベータ3公開。Windows使用時にUIでコンテンツをHDRで視聴できる機能追加など

Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 19のパブリックベータ 3をリリースした。同社Webページよりダウンロード可能。

同バージョンでは、Windowsを使用した際のUI上でのコンテンツ閲覧のサポートを含むDaVinCi公開ベータのさらなる改良を実現。これにより、外付けHDRモニターなしでハイダイナミックレンジの画像を正しく閲覧することができるようになる。

また、ノードスタック機能のパフォーマンスとコントロールが向上。一つのレイヤーではなく、すべてのレイヤーを一度に素早くリセットするオプションを搭載し、個々のノードスタックレイヤーをバイパスすることも可能。レイヤーをより大きく制御することができるようになる。

今回のアップデートは、Cutページでリプレイを使用する際の改善も行われている。カメラキーをダブル押しすることで、選択したカメラをインポイントから実行できるように改善された。複数のカメラをより速く、より切り替えることが可能。さらに、以前のPOIをマーカーに変換して、後で参考にすることもできる。また、タイムラインでプレイヘッドとPOIの距離を見るとリプレイ長さの判断が容易になりる。

DaVinci Resolve Micro Color Panelのサポートも追加された。設定セクションでバッテリーレベルを確認できる。DaVinci Resolve Studioのアップデートにより、UltraNRノイズ削減のための品質、スピード、パフォーマンスが向上した。

ミュージックリミキサーは、個々のクリップと同様に柔軟性を高めるトラック内のすべてのクリップでも利用可能になった。メディアプール、ソースビューア、オーディオインスペクタで適応オーディオフォーマットをプレビューする機能も向上し、最大36チャンネルのオーディオを再生できるようになった。

その他の改善には、複雑な入れ子タイムラインの透明な音声や雑音などのアーティファクトが除去されるほか、編集中にプレイヘッドの下に直接マウスをかけながらカーソルリフレッシュ操作が改善された。

さらに、コンポジションのリセットや削除時に誤って削除しないように、ユーザー通知が追加され、一般的なパフォーマンスと安定性の向上も実現している。

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