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山本知事は、24日の県議会本会議で提出予定だった宇留賀前副知事の再任人事案の提出を見送りました。
「最大会派の自民党と対立構図になるのも良くないから、しっかり皆さんにもう一度説明させていただこうと。」(山本知事)
山本知事はこのように述べ、24日開会の群馬県議会本会議での宇留賀前副知事の再任人事案の提出を見送りました。知事は24日朝、県議会の安孫子議長や川野辺副議長から「もう少し話し合ってほしい」という提案を受け、見送りを決めたということです。
再任人事案については、今回の定例会の会期中の提出を引き続き目指していて、態度を保留している自民党県議団と協議を続ける考えです。
一方、自民党県連の井下幹事長は「多少時間ができたのでお話する機会もできる。群馬県のために良い形が探れれば良いなと思う。」と述べました。
そのうえで党内からは「国から派遣される副知事が必要だ」という慎重な意見が出ていることを明らかにしました。また「知事を支えることに変わりない」との考えを改めて強調しました。
安孫子議長は記者団の取材に対し「各種団体から議長に対して副知事再任の要望が来ているので、責任を持って取り扱いたい」と24日朝に知事に伝えたことを明らかにしました。
「この人事案件だけが注目されてしまうと議会が混乱してしまうので、自民党と理解協力を図ったうえでしっかり議案を上程してもらえればと。」(安孫子議長)
宇留賀氏は2019年8月から群馬県の副知事を務めていましたが、5月21日に退任し、翌22日に出向元の経済産業省を退職していました。