「仲間」で「いざ出陣!」 相馬農高(福島県相馬市)馬術部 薄井さんと伊東さん 相馬野馬追「うまく馬 制御したい」

門馬執行委員長の仲間を務める薄井さん(右)と伊東さん(左)

 福島県の相馬農高馬術部の薄井我光さんと伊東成吾さん(ともに3年)は、相馬野馬追に出陣する門馬和夫執行委員長が騎乗する馬の綱を引く仲間(ちゅうげん)を務める。

 次世代を担う高校生に野馬追に関わってもらおうと市が同校に提案して実現した。2人は仲間として、25日に同市原町区の相馬太田神社から雲雀ケ原祭場地まで行進する。26日に小川町付近から雲雀ケ原祭場地まで練り歩く「お行列」で馬を引く。

 薄井さんは「けがなく、無事に帰ってくる」と話し、伊東さんは「周りと連携してうまく馬を制御したい」と意気込んでいる。馬術部は現在8人が所属し、仲間の2人のほか、3人が騎馬武者として参加する。

 20日、相馬農高で馬術部員に対する馬装具の装着指導会が開かれた。前軍師の中島三喜さんと川俣町の新関善三さんが講師を務め、本番で馬に着せる鞍(くら)や鐙(あぶみ)などの付け方を教えた。部員は動画を撮りながら、詳細な手順を学んだ。

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