中国とブラジル、ウ危機解決で共通認識 核兵器使用に反対

23日、北京でブラジルのアモリン大統領首席特別顧問と会見した王毅氏(右)

 中国とブラジルはウクライナ危機の政治的解決について共通認識(コンセンサス)に達した。

 王毅・共産党中央政治局委員・外相は23日、北京でブラジルのアモリン大統領首席特別顧問と会見し、ウクライナ危機の政治的解決を図り、情勢の沈静化を呼びかけることについて意見を交換した。

 コンセンサスとして次のように述べている、戦場を外部に拡大させない、戦闘をエスカレートさせない、各国は火に油を注がないという3原則の順守を各国に呼びかける。対話・交渉が危機解決の唯一の実行可能な道であると確認し、直接対話再開の条件を整える。人道援助を強化する。大量破壊兵器、特に核兵器と生物化学兵器の使用に反対する。原子力発電所など原子力平和利用施設への攻撃に反対する。世界の分断に反対し、閉鎖的な政治、経済ブロックに反対する。〔北京5月23日発新華社=中国通信〕

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