熱烈な自身のファンも食い物に…投資詐欺で約2億円を騙し取った容疑の韓国男性歌手、懲役6年の判決

男性デュオ「December」の元メンバー、ユンヒョク(本名イ・ユンヒョク)が、大規模詐欺容疑で懲役6年を言い渡された。

5月23日、韓国法曹界によると、仁川(インチョン)地裁刑事15部は同日の公判で、特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺などの容疑で拘束起訴されたユンヒョクに懲役6年を言い渡した。

裁判所は「公訴事実は全て有罪と認定される」とし、「初期の犯行で警察調査を受けているのにも関わらず、自粛せずに継続的に罪を犯した」と述べた。

続けて「被害者は巨額のお金を奪った」として、「被害者のうち1人は、好きな芸能人だった被告人から詐欺に遭い、相当な精神的苦痛を受けた。被害者も刑事罰を望む点などを考慮した」と量刑理由を明らかにした。

(画像=CSハッピーエンターテインメント)December、左が懲役6年の判決を受けたユンヒョク

ユンヒョクは昨年6月、化粧品事業に関する投資金の名目で、8億7000万ウォン(約1億円)相当を奪い取った疑いで拘束起訴された。以降、別途で7件の詐欺疑惑も確認された。

検察は、ユンヒョクが2021年8月から昨年5月にかけて、知人含む20人ほどから投資金の名目で17億ウォン(約2億円)を請求したとみて裁判を執り行った。その後、結審公判で懲役10年を求刑していた。

なお、2009年にDecemberの一員としてデビューしたユンヒョクは、メンバーのDKとともにバラードデュオグループとして有名になったが、脱退してソロ歌手として活動していた。前述の詐欺容疑のほか、2017年には飲酒運転で免許が取り消された状態で車を運転し、不拘束立件されたこともある。

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