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岩手県大船渡の高校生が造る知る人ぞ知る「みそ」があるのをご存じですか?大船渡東高校で30年以上前から県産大豆と昔ながらの製法で造られる「若竹(わかたけ)みそ」の今シーズンの仕込みが24日始まりました。
今シーズン最初となる若竹みその仕込みを行ったのは、大船渡東高校農芸化学科の3年生5人です。仕込みは県産のコメを発酵させた麹に塩を混ぜる作業からスタートします。そして蒸しあがった県産大豆を40度くらいまで冷ましたらスコップを使って麹と混ぜていきます。
生徒の成長を願って若竹みそと名付けられたみそは、大船渡東高校が工業高校と統合前の農業高校時代から30年以上造り続けている伝統の味です。5月16日と17日の2日間、学校で開催されたイベントでは去年仕込みを行った若竹みその販売も行われ完売するほどの人気ぶりでした。
24日の仕込みでは、麹と混ぜた大豆をすりつぶし、空気を抜くために団子のように丸めてからタンクに投げ入れて作業が完了しました。
(生徒は)
「買ってくださった方が安心して食べられるように愛情を込めて造っています」
「30年以上続いている伝統の若竹みそをこれからも伝えていきたいです」
仕込みは6月7日にも行われ、この時期に仕込んだ若竹みそは2025年4月に完成し、学校でのイベントで販売される予定です。