熱帯低気圧が発達中 「台風1号」発生する可能性 27日から28日には西日本から東日本で警報級の大雨のおそれも

気象庁が24日午後7時すぎに発表した情報によりますと、ミンダナオ島の東の熱帯低気圧は12時間以内に台風に発達する可能性があります。
仮に台風が発生するとなると、台風1号となります。
発表された進路予想情報は以下の通りです。

24日 午後6時現在
熱帯低気圧は ミンダナオ島の東 北緯9度30分 (9.5度)
東経127度55分 (127.9度)にあって
西北西に20 km/hの速さで進んでいます。
中心気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速 は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。

25日午前6時には、熱帯低気圧は台風に変わり、フィリピンの東 北緯11度30分 (11.5度)東経125度35分 (125.6度)にあって、北西に30 km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧 1000 ヘクトパスカル、最大風速は18 メートル、最大瞬間風速は 25メートル。

25日午後6時には、台風はフィリピン、北緯12度50分 (12.8度)東経124度00分 (124.0度)にあって、北北西へ20 km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。

26日午後3時には、台風はフィリピンの東、北緯15度00分 (15.0度)東経123度10分 (123.2度)にあって、北北西へ15 km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。

27日午後3時には、台風はフィリピンの東、北緯17度25分 (17.4度)東経124度50分 (124.8度)にあって、北北東へ15km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。

28日午後3時には、台風は強い勢力で沖縄の南、北緯22度10分 (22.2度)東経128度35分 (128.6度)にあって、北東へ30km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。

29日午後3時には、台風は強い勢力で、日本の南、北緯28度30分 (28.5度)東経136度00分 (136.0度)にあって、北東へ45km/hの速さで進む見込みです。
中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。

続いて石川気象予報士の解説です。

石川博康 気象予報士
「熱帯低気圧は今後も発達を続け、フィリピン付近で台風1号になる見込みです。

その後は進路を北東に変えて、28日から29日にかけて
沖縄付近に近づく可能性があります。
周辺では風が強くなり波も高くなりますので、注意してください。

また台風から流れ込む暖かく湿った空気の影響で、
台風の北側に位置する梅雨前線の活動が活発化する恐れもあります。

27日から28日は、西日本から東日本で警報級の大雨のおそれもありますので
最新の情報をチェックするようにしてください。」

© 株式会社山陰放送