大連便、6~10月に36便 富山空港、再開が正式決定

 富山県は24日、コロナ禍で運休が続いている富山-大連便が6月26日から週2便で再開することが正式決定したと発表した。運航する中国南方航空から、10月26日までの夏季スケジュールの間、毎週水、土曜に計36便飛ばすとの連絡があった。富山空港の国際定期便の再開は、昨年8月の上海便に続いて2例目となる。

 大連便は2020年2月から運休となっており、再開は約4年4カ月ぶり。ダイヤは富山発午後4時、大連着同5時40分と、大連発午前11時40分、富山着午後3時(いずれも現地時間)となる。機材は運休前と同じで、159席ある。

 大連便を巡っては、新田八朗知事を団長とする県・遼寧省友好県省締結40周年記念友好訪問団が17日に大連市を訪れ、中国南方航空に早期復便を要請し、同社側は6月26日の再開を目指す方針を伝えていた。

 大連、上海を除く富山空港国際線の定期便は、ソウル便が日韓関係悪化の影響で運休が続くほか、台北便が新型コロナの影響で6月30日まで運休となっている。

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