夏山シーズン中の観光客安全を祈る 山形、蔵王地蔵尊春季大祭

観光シーズンの安全などを祈願した春季大祭=山形市・蔵王ロープウェイ樹氷高原駅

 蔵王地蔵尊の春季大祭が24日、山形市の蔵王ロープウェイ樹氷高原駅(標高1331メートル)で行われ、蔵王温泉の関係者らが夏山シーズン中の観光客の安全などを祈願した。

 関係者や観光客ら約150人が出席した。神事後、蔵王地蔵尊保存会の岡崎宏一会長が「海外から多くの観光客が訪れ、にぎわいを見せている。冬だけでなく四季の蔵王を発信したい」とあいさつした。

 大祭は同保存会が毎年主催。例年は同ロープウェイ地蔵山頂駅(標高1661メートル)近くの地蔵尊像前で行っているが、ロープウエーが整備中のため、中腹の樹氷高原駅で行った。毎年大祭を訪れている遠藤和男さん(78)=同市下宝沢=は「蔵王は四季がはっきりしている所が魅力だ」と話した。

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