「ネットで高く売れるビデオテープがある」と言われ…特殊詐欺被害を防いだ栃銀3行員を表彰 真岡署

感謝状を受け取った行員3人と生井署長

 【真岡】特殊詐欺被害を防いだとして、真岡署は21日、栃木銀行益子支店の梅山令子(うめやまれいこ)次長、大山明彦(おおやまあきひこ)支店長代理(48)、田中豊子(たなかとよこ)係長の行員3人に感謝状を贈った。

 4月23日午前11時ごろ、窓口業務で50代男性から200万円の振り込み依頼を受けた大山さんは、「インターネットで高く売れるビデオテープがあり、仕入れるために代金が必要と言われた」といった男性の言動から詐欺を疑い、梅山さんと田中さんと連携して振込先口座の確認や、署への通報を行った。

 梅山さんは「銀行は最後のとりで。これからもお客さまの預金を守っていきたい」と話した。3人に感謝状を手渡した生井弘道(なまいひろみち)署長は「地域全体で詐欺被害を防止しようとする意識があってこその結果だ」とたたえた。

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