「入ったらいいなあ(笑)」”ミスター・キングス”岸本隆一が要所で貴重な3ポイント連発! 史上2度目のV2へ「僕たちはより良いバスケットができる」【Bリーグ決勝】

連覇へ王手をかけた。

5月25日、プロバスケットボールBリーグの年間王者を決める「日本生命B.LEAGUE FINALS 2023-24」の第1戦が横浜アリーナで行なわれ、昨シーズン王者の琉球ゴールデンキングスが広島ドラゴンフライズに74-62で先勝。明日の第2戦に勝てば、史上2度目の連覇が決まる。

先に2勝した方が年間王者となる今シーズンのチャンピオンシップ・ファイナル。試合は序盤から琉球が司令塔の岸本隆一や今村佳太の正確な3ポイントシュートなどが決まり、得点を積み重ねて有利に試合を進める。結局前半は43-25で、琉球が大差をつけて折り返した。

後半も今村の怒涛の3ポイントがネットを射抜くが、広島も高さを生かしたオフェンスで連続得点を奪い、一時は8点差まで迫る粘りを見せたが、終盤に今村とともに攻撃を牽引した”ミスター・キングス”、34歳の岸本が外から3ポイントを沈めて突き放した。 14得点、2アシスト、4リバウンドで殊勲の活躍を見せた岸本は試合後のインタビューで「(先勝できて)ほっとしてます」と安堵。横浜アリーナに駆け付けた約1万3000人のブースターには「相手に追い上げられている時にも、コートに立っている選手だけではなく、ここにいるキングスの選手を後押ししてくれた。全員の力でなんとか押し戻せた」と感謝を述べた。

要所で炸裂した貴重な2本の3ポイントを問われた場面は、「入ったらいいなあ~という想いで(笑)」と振り返り、会場の爆笑を誘った。

円熟味を増したポイントガードは、「まだ1勝です。明日必ず勝って、もっともっと僕たちはより良いバスケットができると思うので、向上心持って明日も戦っていきたいと思います」と力強く語り、第2戦も必勝を期した。

構成●THE DIGEST編集部

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