【ロッテ】怒りをパワーに――メルセデスの快投で連日の鷹狩り!4年ぶりの7連勝

ロッテのメルセデス

マーリンズが追い風に乗ってきた。ロッテは25日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に2―0で完封勝ち。首位のソフトバンクに連勝し、4年ぶりの7連勝を飾った。

先発のC・C・メルセデス(30)が8回111球を投げ3安打無失点の好投で、好調の鷹打線を完全に封じ込めた。女房役の佐藤が「風の影響を受けてすごく曲がった」とうなったカーブを中心に組み立て8奪三振。9回は鈴木が無失点に抑え、満員の本拠地は歓喜のフィナーレとなった。

今季8試合目の先発でようやく初勝利を手にしたメルセデスは「ようやく1勝を挙げることができた。最後まで投げ切ろうとアグレッシブにいけた」とお立ち台で汗を拭った。

防御率はこれで1・50。打線の援護に恵まれず、開幕から勝てない日が続いた。前回登板となった18日の日本ハム戦(ZOZOマリン)は5回8安打4失点と珍しく打ち込まれ「ずっと機嫌が悪かった」(吉井監督)という。「その怒りをぶつけてくれた」と指揮官は助っ人左腕をねぎらった。

7連勝とノリノリのチームは連日の鷹狩りで、貯金は5に。岩下が先発する26日はブルペンデーになるが、この勢いでホークス戦3連勝を狙う。

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