「攻殻機動隊」新作TVアニメが2026年放送 制作はサイエンスSARU

攻殻機動隊」の新作TVアニメシリーズ始動が発表。アニメーション制作はサイエンスSARUが担当、2026年に放送される。

情報解禁にあわせて特報とティザービジュアルが公開。共に士郎正宗さんによる原作漫画のイラストが用いられており、赤の色使いが印象的だ。

押井守、神山健治らのアニメも有名な「攻殻機動隊」

「攻殻機動隊」は、1989年に『ヤングマガジン増刊 海賊版』(講談社)にて士郎正宗さんが原作コミックを発表して以来、様々なメディアミックスが展開されている人気シリーズ。

代表的なところでは、押井守監督によるアニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』をはじめ、神山健治監督によるアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(攻殻機動隊 S.A.C.)」シリーズ、ハリウッドでの実写映画化などがある。

最近では、『攻殻機動隊 S.A.C.』の劇中で、2024年2月1日から発生したとして描かれたサイバーテロ「笑い男事件」が、現実世界の日程に追いついたことに合わせた企画を展開。往年のファンを喜ばせた。

ちなみに、その前月である1月下旬には、シリーズ公式Xアカウントが乗っ取り被害に。「笑い男事件」にかこつけたプロモーションなのではという憶測も広がったが、本当に乗っ取られていたことでさらに注目度が高まっていた。

『攻殻機動隊』新作アニメ、制作はサイエンスSARU

新作としては、Netflixで配信された「攻殻機動隊 SAC_2045」シリーズ以来となるTVアニメ『攻殻機動隊(仮)』。

制作を担当するのは、国内外から評価されるサイエンスSARU。5月に東宝の子会社となったことでも話題を呼んだアニメスタジオだ。

これまでに、米ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネートされた映画『犬王』やTVアニメ『映像研には手を出すな!』、2024年のアヌシー国際アニメーション映画祭で長編コンペティション部門への出品が決定している映画『きみの色』などで知られている。

放送は2026年。現時点で新作アニメの内容はもちろん、監督をはじめとしたスタッフ、キャストなどの発表はない。続報は、「攻殻機動隊」公式グローバルサイトや公式SNSなどで順次公開される。

なお、新作TVアニメ制作が発表された同日には、原作者・士郎正宗さんの史上最大規模の原画展「士郎正宗の世界展(仮)」の開催も発表されている。

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