友禅やろうけつ着物にも「挑戦」 大竹夏紀さんが個展(群馬・高崎市)

大竹さん(中央)と四季をテーマにした着物を着たモデル

 群馬県富岡市にアトリエを構えるろうけつ染め作家、大竹夏紀さん(41)=同市出身=の個展が25日、高崎市の県立日本絹の里で始まった。「水」を題材に女神を描いた大型の新作を中心に、絹を鮮やかに染め上げた作品など45点を展示している。7月8日まで。

 初日は、展示作品のうち、新作の着物4点をモデルが着て披露した。ろうけつ染めや友禅染で制作し、「四季」をテーマにチョウや金魚、菊、雪などが描かれている。モデルは「輝く女性」をイメージし、大竹さんと交流のある県内女性4人が務めた。

 大竹さんは「ほぼ初挑戦の友禅とろうけつ染めの着物。モデルに着てもらうという長年の夢をかなえた」と話した。

 午前9時半~午後5時。火曜休館。一般400円など。問い合わせは同館(☎027-360-6300)へ。

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