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庄内三大祭りの一つで、「化けものまつり」とも呼ばれる鶴岡天神祭の本祭(ほんまつり)が25日、鶴岡市中心部で開かれ、42団体約2千人の参加者がパレードを繰り広げた。編み笠と手拭いで顔を隠した「化けもの」が、5年ぶりに見物客に酒やジュースを振る舞った。
菅原道真公行列、着物姿の女性たちによる手踊り、児童によるダンスなどが祭りを盛り上げた。てんぐをモチーフにした山車も登場。友人と訪れた、同市朝暘四小の6年佐藤煌生(おうき)君(11)は「今年は『化けもの』と触れ合えるのが楽しい」と話した。航空自衛隊のアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」のT4練習機6機が飛来。雲が多い、あいにくの天候だったが鶴岡市上空で約30分間、展示飛行した。26日の後祭(あとまつり)では、陸上自衛隊第6音楽隊による記念公演が予定されている。
学問の神様・菅原道真を祭る鶴岡天満宮の例祭で、化けものは京都から九州の大宰府に道真が左遷される際、慕う人たちが顔を隠して見送り、別れを惜しんで酒を酌み交わしたことに由来する。