冬季限定「極上のはしご酒」事業展開へ 福島県会津若松市ナイトタイムエコノミー推進協議会 外国人誘客

冬季限定の極上のはしご酒事業実施などを決めた総会

 福島県会津若松市中心部の夜のにぎわい創出を目指す「市ナイトタイムエコノミー推進協議会」はインバウンド(訪日客)向けに冬季限定の「極上のはしご酒」事業を新たにスタートさせる。市内の會津稽古堂で開いた総会で今年度事業計画を決めた。

 市と磐梯町、北塩原村でのスキーと観光を軸にする形成計画は昨年6月、観光庁の国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業に採択された。昨年12月には北塩原村と磐梯町にまたがる星野リゾート・ネコママウンテンが国内最大級のスキー場となった。市は外国人観光客の誘客拡大が期待できると見ている。

 インバウンド向けの極上のはしご酒事業では、外国人の食の嗜好(しこう)に合わせた料理を提供する市内の飲食店の情報を掲載するリーフレットを作成する。星野リゾート磐梯山温泉ホテルや市内の温泉旅館に配布し、閑散期の冬季の誘客促進につなげる。実施期間は今年12月から来年3月までで、10店舗以上の参加を目標としている。

 東山芸妓(げいぎ)が飲食店を巡り演舞や写真撮影で観光客と交流する東山芸妓キャラバン、音声AR(拡張現実)を活用したまちなか周遊事業を展開する。

(会津版)

© 株式会社福島民報社