【シンガポール】ワントゥーテン、デジタルアート体験を設計[観光]

ワントゥーテンは、セントーサ島でオープンした没入型の体験アトラクション「センソリースケープ」で、デジタルアートの体験設計を提供した(同社提供)

デジタルアートなどを手がけるワントゥーテン(京都市)は24日、シンガポールの観光地セントーサ島でオープンした没入型の体験アトラクション「センソリースケープ」で、デジタルアートの体験設計を提供したと発表した。現地企業との協業を通じて、島内の自然や建築に先端技術を組み合わせた体験を演出する。

センソリースケープは、セントーサ島を管理するセントーサ開発公社(SDC)が3月にオープンした新アトラクション。拡張現実(AR)などの技術を使って同島の豊かな自然を体験できる。毎晩午後7時50分からは光のショー「イマジナイト」が開催されている。

ワントゥーテンは、音響や映像、照明を使ったイベント演出を手がけるシンガポールのヘキサゴン・ソリューションと協業し、イマジナイトの体験設計を行った。

インタラクティブプロジェクション(現実空間とデジタル空間が相互に作用しながら映像を投影すること)や照明演出、サウンドスケープ(音風景)など、ワントゥーテンの先端技術や体験設計のノウハウを活用。セントーサ開発公社が島内の生き物に関する情報を監修し、ヘキサゴンが機材設計を担当した。

セントーサ島の森や海の生き物、昆虫といった自然をモチーフに、ARや映像、光、音を使って視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚を呼びさますような体験を演出。センソリースケープの建築物と融合させた没入型体験を提供する。ARはイマジナイトの公式アプリを使って体験できる。

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