「まち」「ちょう」…「町」の読み方はどっち? 調べてみたら石川・福井の県境に分岐があった

 北陸新幹線敦賀開業で関東と福井県との往来が増える中、自治体の読み方で戸惑うことがあるかもしれない。市町村の「町」は、全国的にみると西日本は「ちょう」、東日本は「まち」と読む傾向にあるからだ。福井新聞が調べたところ、大まかには石川・福井県境が分岐点に当たり、福井県は全て「ちょう」、石川県は大半が「まち」となっている。関東1都6県や新潟県などは全て「まち」だ。

 福井県内の永平寺町、越前町、池田町、南越前町、美浜町、若狭町、おおい町、高浜町の8町は全て「ちょう」。このため、北陸新幹線駅のある長野県軽井沢町(まち)を、誤って「ちょう」と読む福井県民は多い。

「町」の読み方地図2024年1970年

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 総務省の全国地方公共団体コードなどを基に分類したところ、全国743町のうち「ちょう」が466、「まち」は277だった。「ちょう」と「まち」を地図上で色分けすると、石川―福井県境に分岐点があると分かる。

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