幕下の生田目(さくら出身)、十両昇進確実 大相撲夏場所、千秋楽で勝利

二子山部屋入りが決まった矢板高時代の生田目(中央)。左は二子山親方=2019年9月

 大相撲夏場所千秋楽は26日、両国国技館で行われ、西幕下2枚目でさくら市出身の生田目(なばため)(22)=本名生田目竜也(なばためたつや)、二子山部屋=が西十両14枚目風賢央(かぜけんおう)を突き出しで破って5勝2敗とし、来場所の新十両昇進を確実にした。

 本県出身力士の新十両昇進は2018年春場所の貴公俊(たかよしとし)=小山市出身=以来6年ぶり。

 生田目は本格的に相撲を始めた矢板高で頭角を現し、1年時から3年連続で全国高校総体に出場。同校出身として3人目となる角界入りを果たした。

 20年初場所で初土俵を踏み21年名古屋場所から幕下へ。武器である力強い突き押しを磨き、一度も三段目に落ちることなく、所要18場所で昇進した。同校出身力士としては初の関取になる。

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