大相撲夏場所千秋楽は26日、両国国技館で行われ、西幕下2枚目でさくら市出身の生田目(なばため)(22)=本名生田目竜也(なばためたつや)、二子山部屋=が西十両14枚目風賢央(かぜけんおう)を突き出しで破って5勝2敗とし、来場所の新十両昇進を確実にした。
本県出身力士の新十両昇進は2018年春場所の貴公俊(たかよしとし)=小山市出身=以来6年ぶり。
生田目は本格的に相撲を始めた矢板高で頭角を現し、1年時から3年連続で全国高校総体に出場。同校出身として3人目となる角界入りを果たした。
20年初場所で初土俵を踏み21年名古屋場所から幕下へ。武器である力強い突き押しを磨き、一度も三段目に落ちることなく、所要18場所で昇進した。同校出身力士としては初の関取になる。