バラ満開、幻想的に 長崎・平戸「ANJINローズガーデン」 来月2日までライトアップ

色鮮やかな花を咲かせたバラ=平戸市、ANJINローズガーデン

 長崎県平戸市大久保町のバラ園「ANJINローズガーデン」で、バラ約300本が色鮮やかに満開を迎えている。夜間はライトアップされ、幻想的な雰囲気が花の美しさを際立たせている。
 バラ園は、江戸時代初期に外交顧問として徳川家康に重用され、平戸で死去したウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針(あんじん))の没後400年を記念し、市が2020年に整備。平戸港北側高台の崎方公園内にあり、平戸大橋や平戸城を一望できる。
 約360平方メートルの園内に按針の名前が付いた品種「ウィリアム アダムス」など60種類が植栽され、赤やピンク、白など多彩な花を咲かせている。管理する平戸バラ会(油屋靖生会長、27人)によると、今月末ごろまで花を楽しめるという。ライトアップは午後7時~10時、6月2日まで。
 佐世保市から昼間に来園した主婦(70)は「初めて来たが、いろんな種類があり華やかで驚いた。花から漂う香りがとても良い」と満足そうに話した。

幻想的にライトアップされたバラ

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