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長崎県諫早市老人クラブ連合会(森武重法会長)が、本年度も高校生入学一時金給付応援募金事業(愛称『じい・ばあ募金事業』)に取り組む。地域の社会活動などに貢献している市内の中学3年生が募集対象で、採用者5人に来春の高校入学時、返還不要の一時金(1人15万円)を給付。保護者の家計負担を軽減して就学を応援し、青少年の人材育成につなげる。
制度化から本年度で3年目。同連合会は「子どもたちの活動が地域の活力につながる。浮立(ふりゅう)や清掃など地道な活動にスポットを当て、地域の担い手を育てていきたい」としている。
対象は市内に在住し、市内の学校に在籍している中学3年生で、地域で▽伝統行事▽環境美化・環境保全▽社会福祉施設訪問▽その他の社会貢献-のいずれかに取り組んできた生徒。選考で採用された5人が来春、諫早市内か大村市内の全日制公私立高校への入学時に一時金を給付する。高校進学後は、同連合会が世代間交流の場を開催する際、学校行事や部活動などに支障のない範囲で参加してもらう。
8月に在籍中学校を通じて申請書などを提出してもらい、書類選考で採用者を決定する。保護者の所得制限はない。奨学金の原資は会員からの募金や外部からの寄付金で賄っており、同連合会は企業や団体などに財源確保の協力も呼びかけている。
申請や寄付への問い合わせは、月・水・金曜日の午前9時~午後4時に同連合会(電0957.24.6100)。