日本のロック黎明期に結成された伝説のバンドSKYE、2ndアルバムのリリース&ビルボードライブ決定

SKYEが、7月24日(水)に2枚目となるオリジナルアルバム『Collage』をリリースすることが決定した。 SKYEは、日本のロック黎明期より音楽シーンを牽引し続けてきた、鈴木茂(g)、小原礼(b)、林立夫(ds)、松任谷正隆(key)により結成されたスペシャルバンド。2019年に再始動し“大型新人バンド”として話題になり、2022年には初の単独ツアーを成功させた。 待望の2ndアルバムは、70年代の音楽をベースにSKYEによって制作された全14曲が収録予定。タイトル『Collage』には、ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの素材を組み合わせる事で作品を構成する創作技法という意味があり、まさに日本の音楽シーンを牽引し続けてきた4人だからこそ生むことが出来る楽曲達が収録される。 また、ビルボードライブにてレコ発ツアーの開催も発表された。本公演は、SKYEとサポートミュージシャンとして市原ひかり(tp)、小林香織(sax)、駒野逸美(tb)によるホーンセクションも加わり、新曲も多数プレイされる予定。 【SKYE プロフィール】

■小原礼(おはら れい)

1951年11月17日東京生まれ。3歳の頃からピアノをはじめる。青山学院高等部在学中、鈴木茂、林立夫らと「SKYE」を結成し、そこではじめてベースを手にする。72年、「サディスティック・ミカ・バンド」に参加。その後渡米し、「イアン•マクレガン・バンド」に参加。ロン・ウッド、キース・リチャーズ、ジム・ケルトナー、ボニー・レイットらとも共演。坂本龍一のツアー参加のために帰国。97年尾崎亜美と結婚。以降、屋敷豪太と結成したロック・デュオ「The Renaissance」などのほか、奥田民生、矢野顕子、尾崎亜美、との共演等、精力的に展開している。ソロアルバムとして88年に『ピカレスク』を発表。ロック専門誌で年間ベストアルバムに選ばれている。

■鈴木茂(すずき しげる)

1951年12月20日東京都生まれ。アマチュア・バンドのサークルで細野晴臣と知り合い、69年「はっぴいえんど」に参加。繊細にして大胆なギター・ワークで注目を集める。「はっぴいえんど」解散後、細野晴臣、林立夫、松任谷正隆ともに「キャラメル・ママ」(その後「ティン・パン・アレイ」に改名)を結成。数多くのレコーディングに参加。並行してソロ活動も開始。75年、L.A.レコーディングのソロ・デビュー・アルバム『BAND WAGON』が高い評価を得る。帰国後「ハックルバック」を結成。2000年には細野、林とともに「Tin Pan」を結成。これまでに膨大な数のレコーディングやコンサートへの参加、アレンジャーとして活躍。

■林立夫(はやし たつお)

1951年5月21日生まれ。東京都出身。12才から兄の影響でドラムを始める。72年より細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆と「キャラメル・ママ」で活動を開始。その後、「ティン・パン・アレイ」と改名し、荒井由実、南佳孝、吉田美奈子、いしだあゆみ、大瀧詠一、矢野顕子、小坂忠、雪村いずみ等の作品に携わる。70年代、「パラシュート」、「アラゴン」などのバンドで活躍するが、80年代半ばに音楽活動休止。96年、「荒井由実The Concert with old Friends 」で活動再開。現在は大貫妙子、矢野顕子、尾崎亜美、等の作品・ツアーに参加。2020年2月、初の書籍「東京バックビート族 ― 林立夫自伝 ― 」を発売。

■松任谷正隆(まつとうや まさたか)

1951年11月19日生まれ。東京都出身。4歳の頃からピアノを習う。74年慶応大学卒業。学生時代よりバンド活動を始め、細野晴臣、林立夫等と伝説的グループ、「キャラメル・ママ」を結成。「ティン・パン・アレイ」を経て、数多くのセッションにプレイヤーとして関わるようになる。76年、荒井由実と結婚。その後、アレンジャー、プロデューサーとして妻の松任谷由実を筆頭に、尾崎亜美、松田聖子、ゆず、いきものがかりなど、多くのアーティストの作品に携わり、コンサートの演出や構成も行うなど、総合的なプロデュースをしている。

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