B2青森ワッツの本拠地、青森市新体育館に移転 市中心部からのアクセス向上

来季からワッツのホームアリーナとなるカクヒログループスーパーアリーナ=27日、青森市
メインアリーナのイメージ図。天井部分には4面からなる大型ビジョンを備えている(青森市提供)
西市長(中央)らに今季の戦いぶりを報告したワッツの関係者たち=青森市役所

 プロバスケットボールBリーグ2部(B2)青森ワッツは27日、ホーム戦のメイン会場となるホームアリーナについて、来季(2024~25シーズン)より、マエダアリーナ(新県総合運動公園、青森市宮田高瀬)から、7月1日オープンのカクヒログループスーパーアリーナ(青森市総合体育館、同市浦町橋本)に変更すると発表した。

 新たなアリーナは、試合を行う「メインアリーナ」の競技面積が約2千平方メートルで、Bリーグの試合時には約3500人を収容可能。天井部分には169インチ(縦2.5メートル×横3.5メートル)の4面からなる大型ビジョンを備える。市中心部にも近く、集客増が見込める。

 この日は、ワッツを運営する青森スポーツクリエイションの渡邊裕介新社長や選手たちが青森市役所を訪れ、西秀記市長に今季の結果を報告。同社の北谷稔行取締役ゼネラルマネージャーは新アリーナに触れ「多くの市民、県民の方に来ていただき、選手を応援してほしい」と呼びかけた。

 ワッツが25~26シーズンでB1に昇格するには、集客増も条件となる。来季残留が決まった今季B2アシスト王のPG池田祐一、SFホール百音(もね)アレックスの両選手は「自分たちの力だけではB1に上がれない。皆さんの支援をもらいながら一緒にB1に行きたい」と協力を求めた。

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