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現地時間5月26日(日本時間27日、日付は以下同)、ミネソタ・ティンバーウルブズはダラス・マーベリックスとのウエスタン・カンファレンス決勝第3戦に107-116で敗北。これでシリーズ成績0勝3敗と、崖っぷちに立たされた。
この試合、ウルブズは前半に一時12点のビハインドを背負うも、第3クォーターに主砲アンソニー・エドワーズを中心に反撃を仕掛け、残り4分には逆転に成功。しかし第4クォーターに“勝負師”カイリー・アービングを止められず、痛すぎる黒星を喫した。
カール・アンソニー・タウンズの不発や、ルカ・ドンチッチ&アービングに計66得点を献上したことなど、敗因はいくつかあるだろう。ただ、試合後の会見でエドワーズは、両軍のフリースローの差に不満を漏らした。
「31-17。彼らは31本のフリースローを放ち、我々は17本だった。彼ら(レフェリー)は今夜、素晴らしい仕事をした。僕らはただ同じコールを求めたいだけさ」
審判に対して皮肉交じりにそう語ったエドワーズ。ただ、レフェリーのコールに対してストレスを感じていたのは彼だけではない。チーム最年長36歳の大ベテランで、過去に4度スポーツマンシップ賞に輝いた人格者のマイク・コンリーでさえも、ファウルトラブルに陥ったこの試合後、審判に公平さを求めていた。
「正直なところ、僕が犯したファウルの大半は(正しく)ファウルだった。けれど、両エンドでの一貫性が大事なんだ。結局のところ、僕らが求めるのはそれだけだよ」
レギュラーシーズン中にも、ウルブズがもらうフリースローの少なさを嘆いていたエドワーズ。109-120で敗北した3月10日のロサンゼルス・レイカーズ戦でも、13-29とアテンプトに大きな差があったことについて、「タフ」という単語を5度も発して不満を露わにしていた。
とはいえ、今のウルブズはレフェリーと戦っている場合ではない。3連敗で早くも敗退の危機に追い込まれたわけだが、0勝3敗から逆転でシリーズを突破したケースはNBA史で1度もないだけに、ここからは奇跡を起こすレベルで完璧なバスケットボールを展開しなければならない。
大一番の第4戦は28日、第3戦と同じくマブズの本拠地アメリカンエアラインズ・センターで行なわれる。
構成●ダンクシュート編集部