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絶大な存在感を示した。
浅野拓磨が所属するボーフムは現地5月27日、ブンデスリーガの入れ替えプレーオフ・第2レグで、田中碧、アペルカンプ真大、内野貴史を擁するデュッセルドルフと敵地で対戦した。
ホームでの第1レグは0-3の完敗。厳しい状況で迎えた第2レグだったが、3-0で2戦合計3-3に持ち込み、PK戦を6-5で制して残留を決めた。
まさに奇跡を起こした一戦で、ボーフムの全得点に絡んだのがケビン・シュテーガーだ。18分、正確なFKでフィリップ・ホフマンの先制点を演出すれば、66分にも狙いすましたクロスでホフマンの2点目をアシストする。
70分にはPKのキッカーを務め、ゴール右下に沈めてみせる。PK戦でも見事に成功させた。
【動画】ボーフムが0-3から奇跡の逆転残留! PO第2レグのハイライト
試合後にシュテーガーは「今日の我々は間違いなく残留するに値した」と誇らしげに語った。ドイツ大手紙『キッカー』が伝えている。
「今日は全員がヒーローだ。誰も排除する必要はない。選手一人ひとり、そしてコーチングスタッフに敬意を表する。何よりも、我々のポジティブでクレイジーなファンを尊重する。一緒にそれを成し遂げたんだ」
ボーフムを救ったオーストリア代表の30歳は、自身の去就にも言及する。契約は今年6月までで、キッカーも「ボーフムで物語を続けるかどうかは、現時点ではかなり疑わしい」と記す。
シュテーガーは「今日は一緒に祝うことが重要だと思う。そして数日以内に、今後について発表するつもりだ」と明かす。「今日はそれについて多くを言いたくない。チーム、ファン、そして家族ともう一度祝いたいだけだ。それからだよ」と強調した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部