目指すは『小海町ワイン』小海高校でブドウの苗植え 高校生が20歳になったら乾杯を【長野・小海町】

小海町をワイン用ブドウの特産地にしようという取り組みが続いています。
その中心になっている移住した20代の男性たちが、地元の高校生と苗を植えました。

山に囲まれた小海高校。敷地にある斜面に生徒が集まっていました。

■地域おこし協力隊員・長谷川達也さん(28)
「みんなが育ててもらったブドウを一つにまとめて一つのワインを作って、『小海町ワイン』みたいなのを作って、まあきっとね、その頃はみんなも二十歳だから みんなでそのワインを飲んで乾杯しながら、今日のことを話せたらいいなと思っています」
学校内でのワイン用ブドウ作りです。

指導するのは長谷川さんのほか、中村佳太さん、高山望さん。
地域おこし協力隊の隊員です。

小海町をワインの特産地にすることで町の活性化を目指しています。
協力が得られた高校で苗を植えることになりました。

■2年生
「緊張します、ははは」
■教諭
「緊張している彼に緊張しています、ははは」
根や芽の向きに注意が必要ですが…
■地域おこし協力隊員・中村佳太さん
「バッチリです、1回しか聞いていないのにバッチリです。僕よりうまいかもしれない」
県内のワイン用ブドウの生産量は全国トップですが、小海町ではあまり作られていません。
■地域おこし協力隊員・長谷川達也さん(28)
「小海町は(標高が)高く)ワイン用ブドウを栽培するには、ちょっと寒すぎるぐらい」温暖化の影響もあり、全国的に標高1000メートル以上の場所でも栽培されるようになり、2020年から試験栽培をしています。

■2年生
「大切に頑張って大きくなーれって思いながら水あげしたいと思います」
■地域おこし協力隊員・長谷川達也さん(28)
「農業だったりとかブドウに興味を持ってくれる子供とかが出てきたら面白いなと思っています」
この日植えた10本の苗から、早ければ3年後にワインが作れる見込みです。

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