高速リニューアル工事の渋滞で相次ぐ事故…巻き込まれないためには事前に警戒心持って運転を【長野・岡谷市】

岡谷市の高速道路で、工事による渋滞中の事故が相次いでいます。
巻き込まれないためにはどうすれば良いのでしょうか。

■丸山純記者リポート
「こちら、長野道上り線の岡谷JCTの3キロほど手前の場所なんですけど、すでに渋滞が発生しています」
岡谷JCT(ジャンクション)周辺では長野道と中央道の上下線の一部区間で、「高速道路リニューアルプロジェクト」の一環として工事が行われています。

■丸山純記者リポート
「こちら、中央道下り線の岡谷JCTの数百メートル手前なんですけど、車が渋滞していてほとんど進みません」

今月14日、埼玉県内の首都高では、大型トラックが渋滞の列に突っ込み、3人が死亡。
トラックを運転していた28歳の男が過失運転致死の疑いで逮捕されました。
岡谷JCT周辺でも、今月7日の工事開始以降渋滞中の事故が相次いでいます。

県警高速隊によりますと26日までに合わせて5件が発生し、今月16日には岡谷市の中央道上りで車3台が追突し、50代男性が鼻の骨を折る重傷を負いました。

■丸山純記者リポート
「2車線から1車線に変わる所なんですけど、車間幅が非常に狭くなります」
渋滞中事故に巻き込まれないためには、車間距離を十分取ること。
ほかに、最後尾ではハザードランプを点灯して後ろに存在を知らせることが重要です。

一方、渋滞の列に突っ込まないためにはどうすれば良いのか…。
ネクスコ中日本によりますと、渋滞の最後尾付近には、「追突注意」といった警告を表示した車両が配置されています。他に、電光掲示板でも情報が共有されているので、事前に警戒心を持って運転するよう呼び掛けています。
とくに見通しの悪いカーブだと渋滞に気付くのが遅れる恐れがあります。「まだ先」と軽く考えないことが重要です。

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