「これからも世界で戦える」松岡修造氏が錦織圭の激闘を称賛!「やっパリ錦織圭選手だった」と“修造節”も炸裂<SMASH>

現在開催中のテニス四大大会「全仏オープン」は現地26日、シングルス1回戦を実施。約2カ月ぶりの実戦復帰した元世界ランク4位の錦織圭(現350位)が、予選勝者のガブリエル・ディアロ(カナダ/同166位)を7-5、7-6(3)、3-6、1-6、7-5のフルセットで下し、同大会3年ぶり11度目の2回戦進出を決めた。

4時間22分にも及ぶ死闘を制し、劇的な復帰戦勝利を飾った錦織に対し、日本のファンだけでなく、ATP(男子プロテニス協会)も公式サイトで賞賛するなど、世界規模で歓喜の声が溢れていた。

そして日本テニス界のレジェンド、松岡修造氏も28日に自身の公式インスタグラム(@ shuzo_dekiru)を通じて熱い気持ちを綴っている。

「パリオリンピック取材の合間を縫って、奇跡的に応援にくることができた」という同氏。

「2年9ヵ月ぶりのグランドスラム(四大大会)復帰となった錦織圭選手。今年3月以降試合から遠ざかっていた中で、試合感、プレー内容、そして体力的にも、希望を感じさせてくれるテニスだったと思います」と称賛し、以下のように続けた。
「久々の5セットマッチでしたが、ファイナルセット第2ゲームからのギアの上げ方も圧巻だった。ここでさらに上げることができるのか…。どんなに疲れていても最後まで諦めず勝ち切ったことが、錦織選手のテニス、体力、メンタルともにこれからも世界で戦えると証明してくれた。そして、錦織選手はテニスを愛し、そしてこれからもトップへ向けてチャレンジするんだという思いが伝わってきた試合でした」

そして「錦織選手のテニスを目の前で観られて本当に幸せな時間でした。錦織圭選手はやっパリ錦織圭選手だった」と熱気漂う“松岡節”で締めくくった。

なお、錦織は2回戦で第15シードのベン・シェルトン(アメリカ/15位)との初対戦を予定しているが、初戦がハードだったこともあり2回戦への出場に関しては「様子を見て決めたい」としている。果たして錦織は松岡氏を再び感動させるような熱い戦いを見せてくれるのか。その動向が注目されている。

構成●スマッシュ編集部

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