東北町の放牧場 牛2頭逃げ出す?

牛2頭が逃げたとみられる東北町の町営道ノ下牧場

 28日、青森県東北町の町営道ノ下放牧場で、牛3頭が行方不明となった。1頭は放牧場内で隠れているところを発見されたが、残る2頭は見つかっていない。町は柵外に逃げ出した可能性があるとみて、捜索に全力を挙げるとともに、防災無線と防災メールで住民に注意を呼びかけている。

 町農林水産課によると、逃げたとみられる牛2頭は4歳と6歳のいずれも黒毛和牛の雌。放牧場では肉牛62頭を終日放牧しており、毎日朝夕の2回、監視員が頭数を確認する。27日午後4時ごろの時点では全頭いたが、28日午前9時半ごろに確認した際、3頭がいなくなっていることが分かった。

 放牧場は、高さ約1メートルの電気柵で囲まれており、柵が破られた形跡はなかった。興奮した牛が柵を跳び越えた可能性が考えられるという。

 現場は上北自動車道の上北インターチェンジ近くで、周囲には民家も点在している。

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