花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中 第二幕』久しぶりの登場にクソ女神様っぷりが進化!?SNS「真がここまで悪態をつくとは…」

声優の花江夏樹が、主人公・深澄真(みすみ まこと)の声を務める『月が導く異世界道中 第二幕』。第二十夜が5月20日(月)よる11時からTOKYOMX、BS日テレほかにて放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海建人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。

◆魔族の目的

第二十夜(話)のタイトルは「憎みきれますロクデナシ」。変異体騒動を囮(おとり)にリミア王国とグリトニア帝国へ進軍する魔族軍。ヒューマン軍は敵の迎撃にあたるものの、戦力不足によりすぐさま劣勢に。リミア国王とリリ皇女(声:中原麻衣)は、真(声:花江夏樹)に“転移”で自国に送るように頼む。転移は刀の力でできるとウソを伝えていたため、巴(声:佐倉綾音)は“転移を使えるのはこれが最後”と三文芝居を打ち、2人に恩を着せることに成功する。

自国に転移させるよう、真に頼むリリ皇女とリミア国王

リミア国王たちは、ロッツガルドの騒動は囮だと思っている。しかし識(声:津田健次郎)は“ロナが考えている囮はグリトニア帝国で、本当の狙いはリミア王国の勇者”と考察。その勇者・音無響(声:加隈亜衣)の持つチャームは、生来のカリスマ性と結びつき、強い意志を持った狂信者を生むため、将来的に危惧する相手になるからだろうと言うのだった。同じ世界から来た者同士、できれば助けに行きたいと思う真だが、先ほどの芝居で転移ができず困り果てる。そこへ、女神の光の柱が真たちを襲い…あらがおうとする真と識だが、この光景を見られてしまうと、また女神の敵と宣告されてしまうため、そのまま強制転移をさせられてしまった。

女神の“強制転移”にあらがう真「さっさと諦めろよクソ女神!」
女神の光を目撃したルト(声:松岡禎丞)

◆女神との再会

女神の神殿へと強制転移された真と識。「またここに来るとしたら、あいつに1発いれる自信がついた時だと思ってたのになぁ。フフフ…」と真は不気味に笑いだす。怪訝(けげん)に思う識だが、「なんか吹っ切れたというか、それに1発くらい殴れるかもしれないじゃん?あのキング・クイーン・オブ・自分勝手をさ!」と真は振り向きざまに玉座に槍(やり)を投げた。結界ではじかれるが、そこへ女神が姿を現した。「さて深澄、魔族の奇襲であまりいい状況ではないの。これからリミアに送るから勇者を助けなさい!」そう女神は一方的に命令を出した。

女神の神殿に強制転移で連れてこられた真と識

「リミアに行っても僕は魔族側につくかもしれませんよ?」と女神に逆らう真。「この世界では私がルール。従わないなら、ここでおまえを消してもいいのよ!」と強気な女神だが、真はそれがただの脅しだということが分かっていた。それができるならヒューマン最強の冒険者・ソフィア(声:沢城みゆき)の元に転移させられて戦った時にすでに消しているはずだからだ。「おまえは絶対のルールじゃない。何が神だ。この歪(ゆが)んだ世界さえ思い通りにできない、欠陥品のくせにっ」そう言い放った真に、女神は笑いながらその力で攻撃を仕掛けようとする。

変わらず高圧的な態度の女神

そこへ女神の従者が飛び込んできて、“面会の人々がやって来た”と伝えると焦りだす女神は、「深澄、おまえが私に不満を持っているのは理解したわ。ならこれを最後にしましょう」そう言い、以降は真が積極的にヒューマンと敵対しない限り、干渉しないということで手を打つという。真は女神に嫌がらせするために「それじゃ足りないな。そっちの勝手で勇者を助けに行くんだろう?」と悪い顔に。時間が惜しい女神は、望みを聞こうとする。しかし、すぐに思いつかずにいると識が「ならばこの方に共通語の祝福をいただきたい」と申し出る。その望みを受け入れた女神が力を与えると、真は苦しみだし顔からは血が…。「これで終わり。さっさと勇者に迫る危機を廃し、そうね、ついでにステラ砦(とりで)もおとしなさい」そう言って、真と識をリミア上空に落とすのだった。

◆ケリュネオンへの進軍

リミア上空に落ちている最中、真は念話で巴と澪(声:鬼頭明里)に念話で指示を出す。「巴と澪、それと亜空で戦闘訓練を十分に受けたハイランドオークやミスティオリザード、他にも希望者がいれば彼ら全員で“ケリュネオン”を獲れ!」。その命令に武者震いをする巴。「初めてじゃ。若から自分のために戦えと命じられたのは」。澪も「本当に。言葉に出して任されるというのが、ここまで心地よいとは」と感動するのだった。

念話で真からの指示を受けた巴と澪

「若様に捧(ささ)げる初戦じゃ!歯向かう者は全て気高く、されど徹底的に蹂躙(じゅうりん)せよ!」。亜空の戦士たちを扇動する巴は、ケリュネオンへの道を開くのだった。

魔族領・ケリュネオンに到着した兵士たち。エマ(声:早見沙織)が指揮をとり、「さてみなさん、準備はいいですね。この地に駐屯する魔族の軍勢はおよそ2000。対する我々は100名ほどです。巴様に砦内に転移してもらえば城門を突破する必要もありません。しかし、そんな戦い方はつまらないでしょう?我らは若様に完全なる勝利を届けねばなりません。今日この日、それができないものはいないと信じています!さぁ、参りましょう!」と兵士たちを鼓舞。そして進軍を開始し、城門を突破した一行は、砦内へと攻め込んでいくのだった。

ケリュネオン進軍の指揮をとるエマ(画像は第七夜より引用)

一方の真たちは、リミアの王都上空へ到着。「やっと会える日が来たんだ。異世界の、2人の勇者、ここにあり、か」そうつぶやく真。勇者・響と再会する時が訪れようとしていた…。

◆クソ女神様はやっぱりクソだった!?久々の再会で動き始めた物語に視聴者「アツい展開キター!ここからが本番」

真が嫌う女神と久しぶりに再会。変わらない女神のクソっぷりに視聴者からは「クソ女神久々登場。イライラしかないけど、人族の言葉をゲットしたのはせめてもの収穫」「煽(あお)り合いが愉快だった」「まさかの女神登場で真がここまで悪態をつくとは…強くなったな!」など、女神の久しぶりの登場と、強くなった真の成長を喜ぶ声が多くあがっていた。そして、決起する亜空の戦士たちには「かっこいいエマさんに惚(ほ)れ直す人が増えそうだ」「アツい展開キター!ここからが本番!」「亜空のケリュネオン奪還作戦は笑っちゃうくらいみんなノリノリでしたね!」など、陣頭指揮をとるエマの姿への称賛や、今後の展開に期待の声が集まっていた。

『月が導く異世界道中 第二幕』次回は5月27日(月)よる11時よりTOKYOMX、BS日テレ他にて順次放送予定。

『月が導く異世界道中 第二幕』公式HP
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画像提供:©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

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